猫の体にできたイボがどんどん大きくなり、ついに切除手術へ

コタロウのイボ切除手術

わが家の猫がイボ切除の手術を受けました。
10歳の高齢猫なので
不安でしたが
手術はうまくいって
猫も元気にしています。

ということで今回は
・猫の体にイボ
・大きくなったイボ
・ついに切除手術
・イボの病理組織診断
・手術費用
といった内容で記事にしてみました。

猫にイボ

猫の体にイボができるのは
それほど珍しいことではないようです。

わが家の猫「コタロウ」にも
以前からイボがありました。

左肩のあたりにポコッと、、

イボに痛みは無いようで
コタロウは全然気にしていません。

ですが
飼い主としては気になります。

このイボの大きさが
大豆くらいになったころ
獣医さんに診てもらいまして

診断結果は
「悪性のモノではないでしょう」

とのことで
切除手術は行わず
様子をみていこう
ということになっていました。

手術となれば
麻酔をかけるわけですが、、
この麻酔が猫にとって危険を伴うリスク。
眠ったまま目覚めないとか・・・
確率は低いけれどリスクはあります。

それに
コタロウは10歳の高齢猫なので
よけいに不安です。

といったことを
獣医さんと相談して
ひとまずは手術はせずに
様子をみましょうとなりました。

イボがどんどん大きく

ところがこのイボ
どんどん大きくなって、、

コタロウのイボが巨大化
長毛の中に
大きくなったイボ

写真では分かりにくいかもしれませんが
大きいのです。

ウズラの卵くらいの大きさはあります。

これは
さすがに・・・

心配です。

ついに切除手術へ

ここまで大きくなると
悪いモノでは?

とても心配です。

あらためて獣医さんに診てもらい
ついに切除手術となりました。

手術前に検査
事前に血液検査で
健康状態を確認して
手術しても大丈夫かの判断をしています。

ちなみにコタロウは
高齢猫とは思えないほど
良い結果をたたき出して
これなら手術も大丈夫でしょう
となりました。

手術当日
コタロウを獣医さんに預け
飼い主は帰宅します。

手術後の夜は
もしもの場合に備えて
コタロウは病院に一泊するので
しばらく彼には会えません。

がんばれコタロウ。

コタロウあっけらかん

病院に一泊するコタロウですが
じつはこれまで外泊の経験がないんです。

大丈夫でしょうか。

麻酔から目覚めて
パニックにならないか
心配です。

手術翌日、、
獣医さんに電話でコタロウの様子を伺ったところ

あっけらかんとして元気ですよ!
体調も良さそう。
帰宅しても大丈夫でしょう。

ですって。

安心しました。

早速、病院へ迎えに行きました。

痛くないの?

さて
帰宅したコタロウです。

うわ
ショッキング!

コタロウのイボ切除手術後

手術の痕が
とても痛々しい。

ですがコタロウ
元気にエサ食べてます。

昨日、手術して
今日、平気な顔でエサ食べてる。

昨日の今日ですよ。

痛くないの?

どうやら
それほど痛みを感じていないようです。

猫は痛みを隠すと言われますが
コタロウが痛みを隠しているようには
まったく見えず・・・

いつも通りに
走ったり
ジャンプしたり
他の猫とじゃれ合ったり

ねえ
痛くないの?

消毒は欠かさないように

痛がらず
元気に動きまわってくれるのはいいけれど

まだまだ傷口がきれいに塞がっているわけではありません。

傷口からは体液が染みだしてきます。

1日1回、傷口の消毒は欠かさないようにします。

消毒液
処方された消毒液
ピンセットで綿球を取り出す

消毒液のボトルの中に
綿球がいくつも入っていますので
これをひとつピンセットでつまみ出し
傷口にポンポンと当てて消毒液を塗ります。

抜糸

手術後2週間ほどで
切開したところを縫っていた糸を
まずは半分だけ抜きました。

だいたい1週間程度で
抜糸できるらしいのですが
コタロウの場合
よく動く肩回りを切開したので
抜糸までの期間は長目に取りました。
また、抜糸も半分だけにして
※ひとつ飛ばしに糸を抜く
傷口の様子を見るようにしました。

1度目の抜糸から
さらに10日間ほど経ったところで
残りの糸を抜糸して

コタロウのイボ治療は
終了となりました。

こちらの写真は
手術からほぼ1か月経った状態です。

ほぼ直ったコタロウの手術痕

毛が伸びてきて見えにくいですが
傷口はほとんど塞がっています。

赤く見えるところ、、
この部分だけは
コタロウの舌が届きます。
なので
彼がちょいちょい舐めてしまい
他にくらべて治りが遅くなっています。

病理組織診断書

抜糸も終えて
傷口も治ってきたコタロウ。

ひと安心です。

安心しましたけど

ところであのイボ、、
あれは何だったんだ?

コタロウから切除したイボ(組織)ですが
獣医さんが外部の検査機関に出していました。

その検査結果
病理組織診断書を見ると
診断名は「毛芽腫(もうがしゅ)」
となっています。

どんな内容が書いてあるかと
病理組織診断書の中身を読みますが
専門用語だらけで

正直、よく分からない。

なので
獣医師さんが簡単に説明してくれました。

良性の腫瘍(しゅよう)です。
そして今後、再発や転移は無いでしょう。

これ以上ない
安心の結果です。

よかったよかった。
ほっとしました。

手術に関する費用

さいごに

今回の手術に関して
わが家が支払った費用を
参考までに記載します。

手術(麻酔、一泊入院など含む)
⇒143,000円ほど

抜糸(半分×2回)
⇒約1,500円×2回

人間のように健康保険などありませんので高額になりますね。

なお動物病院の治療費は
個々の病院が決めているので
同じ治療でも費用には差が生じます。
また治療法や使用機材によっても費用が変わります。

犬・猫の総合情報サイト『PEPPY(ペピイ)』

犬・猫の総合情報サイト『PEPPY(ペピイ)』

2件のコメント

うちもコタロウさんと同じくらいの大きなできものがあります。うちの子は外に出すと過呼吸になるので病院に行っていません。写真を撮って獣医さんに診てもらい、塗り薬や飲み薬を貰っていますが、良くならず益々大きくなっているようです。やはり切除をお願いした方がいいのでしょうか?その場合、過呼吸で倒れたらどうしよう?と思うとやはり…
良い知恵があったら教えてください。

外に出すと過呼吸になるのでしたら病院へ連れて行くのはためらわれるのは当然だと思います。
でもイボも心配ですよね。

写真を撮って病院で薬を処方していただいているとの事ですので、その病院の先生は事情(イボのこと、過呼吸のこと)を分かって下さっていると思います。ですので、イボの状態がどのようになったら(形状など)切除が必要かなどを先生に相談していただき、可能でしたら病院で実際に診てもらった方が良いかと思います。

コタロウのは場合は、手触りや形状などから癌の可能性は低いと診断を受けたものの、こちらからお願いして切除していただきましたが、猫それぞれの事情によって何を優先すべきかが変わってくると思います。

素人ですのでこんな事くらいしか言えませんが、少しでもヒントになれば幸いです。

あと猫を外に出してパニックになるのを防ぐために、我が家で実践している方法を紹介します。
・キャリーに慣れてもらう
・猫の視界を外の世界から遮断する
猫の居住空間にキャリーを置いていつでも入れるようにしてキャリーに慣らしておく。
猫を外に連れて行く際にはキャリー全体をバスタオルやシーツなどの大きな布で覆い、猫の視界を遮ると猫は落ち着くようです。

もしかして外に出てパニックになって過呼吸でしたらと思い、参考になるかと記載しました。

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