どの猫にも必ずできるわけではないでしょうが、毛玉が体にできてしまうことがあります。とくに長毛の猫は毛玉はできやすい。わが家のねこたちはみんな長毛種だから、やはり毛玉に無縁とはいきません。
先日の記事に猫は毛玉を吐くということで、春先の換毛期にみんなが吐いた毛玉を画像で紹介しました。
そして換毛期は、ねこたちが毛玉を体に作ってしまいがちな時期でもあります。
わが家のねこたちの体にもできてしまう毛玉。
今回は体にできる毛玉で書いてみます。
ちょうどコタロウが毛玉を作っています。
最近コタロウが毛玉を作りました。
腰のあたりに毛玉があるのが分かります。
ちかごろ抜け毛が多かったから、やっぱり毛玉ができたか。
どうして毛玉ができるのか。
猫の体にはどうして毛玉ができるんですかね?
こちらを引用しますと。
猫の毛の1本1本は、つるつるしているように見えますが、毛根の方から先に向けてささくれ状のものがあります。そのため、いつも被毛が同じ向きに流れている限りは毛玉にはなりにくいものです。ところが、擦れたり、抜けた毛が身体にくっついたままだと、ささくれ状の毛はお互いもつれて、ひっかかってしまいます。
出典:
アース・ペット株式会社|毛玉ができる原因
そう、猫の毛はもつれて、ひっかかるんです。
こちらは床に抜け落ちた、ねこたちの毛の様子です。こうやってすぐにお互い絡まりあって、固まりに成長していきます。
こんな風に猫の毛はお互いもつれて、ひっかかって毛玉になっていくんですね。
ねこの体の毛玉って最初はちっちゃなものでも、あっという間にデカくてカチカチの毛玉になるので気をつけないといけません。
コタロウの毛玉はカットしました。
-さて-
コタロウが作ってる毛玉はどうでしょうか、、、少し大きくなってますし、ほぐすことも難しそうなのでカットしましょう。
カットしようとすると嫌がって動くこともあるので慎重に。
コタロウはミルクを飲んでいるときがチャンス、ミルクに夢中になってカットをあまり気にしません。
こうやって身を切らない様にコームを毛の根もとにあてつつカットします。
チイはものすごい毛玉を作ったことがあるんです。
ずいぶん前の話になりますが、当時まだ毛玉にそれほど注意していなかったこともあり、チイの体に巨大な毛玉ができたことがあります。その大きく成長しカチカチに固まった毛玉で、皮膚が引っ張られるのか、とても違和感を感じていたようで、チイはいつもイライラするようになりました。毛玉に触れると、とても嫌がりカットどころじゃなくなって、結局は獣医さん(トリミングもやっている)にお願いして、麻酔をかけてバリカンでカットしてもらったんです。
毛玉をカットしてもらった後のチイ。腰の辺りを大きくバリカンでカットしました。
カットされたでっかい毛玉。
想像以上の大きさとカチカチに固まった毛玉に驚きました。
これじゃチイもつらかっただろう。
毛玉ケアの大切さを痛感した出来事です。
毛玉を作らせない一番の策は何ですか-
やっぱりブラッシングです。
抜け毛をせっせと取っ払ってあげること。これに尽きると思います。
ねこの抜け毛の量は相当なもので、取っても取ってもキリがない感じです。それに毛玉になるスピードも想像を超えるもので、朝ブラッシングしたときには無かった毛玉が、その日の夜にはちょこっと出来てました- なんてことがあります。驚きです。
毛玉ケアをやってきて、分かってきたことがあります。
ねこたち、そして毛玉との付き合いも長くなり、気づいてきたこともありますので、簡単にまとめますと。
サラサラの毛並みとしておけば、ブラッシングを嫌がらない。
ブラッシングですが、ねこたちは毛玉や毛のもつれにブラシが引っかかるのを気にします。それで「ブラッシングは嫌いだ」となっているケースも多いんじゃないでしょうか。絡まりのないサラサラの毛並みにしておくことで、ブラッシングはとてもやり易くなります。うちのねこたちもブラッシングを ”気持ちいいもの” として受け入れ始めたのは、サラサラの毛並みになってからです。
ウェットティッシュできれいにすることも有効。
体の毛が絡まりあう原因の一つに、毛の汚れがあります。汚れが接着剤のようになって毛をくっつけてしまうんです。うちではウェットティッシュで汚れを取るようにしています。それにブラッシングはウェットティッシュで体を拭きながらやれば、汚れも取れ、毛の飛び散りも抑えられるので重宝しています。
ユニ・チャームペット ペット用ウェットティッシュ 本体70枚
エサで毛艶が変わる、サラサラになる。
与えるエサで毛並み毛艶が変わります。
このエサを使い始めてねこたちの毛はサラサラです。エサで毛の状態がこんなにも変わるとは思いませんでした。サラサラの毛並みとなったおかげでブラッシングを嫌がらなくなって、毛玉を作ることも随分と減っています。
わが家のねこエサについての記事でも書いてます。
で、毛玉対策は?
猫の毛の性質上、なんのケアもしてないと毛玉はできて当たり前。
ブラッシングして抜け毛を取ることが毛玉対策ですよね。
つまり、飼い主さんしっかりケアしてあげて
ってことだと思います。